※注 ネタバレあり
今回は2013年4月12日放送「ランドセルが喋った! 」です。
秘書:松尾 依里佳さん
顧問:山田 五郎さん
探偵:田村 裕さん
依頼内容
滋賀県在住、10歳女の子からの依頼。
小学1年生のとき、ランドセルがしゃべった。
今まで、何回かウソをついたことはある。だけど、これは本当の話。
今はしゃべらないし、どういうわけかは分からない。
でもまた、ランドセルとしゃべりたい。お願いしますとのこと。
本編
自宅にて
ご自宅に向かう田村探偵。
お母さんが出迎えてくれます。
依頼者はもうすぐ学校から帰ってくるとのことです。
「ご依頼の内容って聞いていますか?」と田村探偵。
すると
「せっかく来ていただいたんですけど・・・」とお母さん。
!?
「ちょっと、ちょっと待ってください」と田村探偵
「あれは・・・私なんですよ・・・」
「どうしましょうかねー・・・」
速攻で答えが出てしまいました。
度々申し訳なさそうにするお母さま。
娘さんが喜ぶかと思って、声色を変えてしゃべったのだそう。
そのうち忘れるかと思っていたら、ずっと信じ続けているのでどうしようかと悩んでいたそうです。
依頼者帰宅
ここで登場、学校から帰ってきた依頼者、美風(みう)ちゃん。
「手洗いうがい、トイレ行ってきま~す」
しっかりものです。
机の上には例のランドセルが。
きれいな水色のランドセル。
ストラップもついてる。
まさかのストラップもランドセル(^^)
改めて美風ちゃんにお話しを聞く。
「ランドセルとしゃべったんですか?」
「はい、しゃべりました!」と美風ちゃん
「びっくりして、あまり覚えてないんですけど・・・」
「はっきり覚えているのはまだ箱に入っているから、私が開けるねって言ったら・・・」
田村探偵「箱から出したかったんやね、自分で」
美風ちゃん
「そしたら、うんって言ってくれて・・・」
「明るくて、女の子の声で、最高の声です」
美風ちゃんの後ろには、顔を覆って申し訳なさそうな母。
美風ちゃん「ランドセル最高です!」
水色のランドセルなので名前は「みずらん」
美風ちゃん
「本当の名前とかも聞いてみたいし、一緒にしゃべって・・・」
「いろいろなことも聞きたいし、個人情報が・・・」
個人情報が知りたいようです。笑
ちなみに、
お母さんから「ランドセルがしゃべった」と聞いて、話しかけたのだそうです。
しかし、そのお母さんはそのことを忘れてしまったのでもう証拠がないと・・・
お母さんは
美風ちゃん
「もう今は聞けないんですけど・・・」
「お母さんすぐ忘れちゃう・・・」
「そんな貴重な体験を・・・」
ちょいちょい大人っぽい言い回しをする美風ちゃんですが、本当に、純粋にランドセルがしゃべったと思っているようです。
そんな体験をなぜ忘れてしまうのか?とお母さんを責める美風ちゃん。
それには理由があるんだよ・・・美風ちゃん・・・
田村探偵「へへ、なんか涙出てきた・・・」
探偵と母、話し合い
外へ出て母さんと二人で話す田村探偵。
田村探偵
「いや~、すごいですよあの信じ方は」
「そりゃ悩みますよね、あんだけ信じれば・・・」
言った方がいいのか、言わないほうがいいのか・・・・
「正解が俺には分からん・・・」と、田村探偵。
美風ちゃんとお母さんのことをよく分かってる人たちに相談。
おじいちゃんおばあちゃんに来てもらう。
お母さんのご両親のようです。
おじいちゃん「みずらんちゃんいう名前つけて・・・」
おばあちゃん「一生懸命目をキラキラさせてしゃべってるの見たら、違うよなんて言うのは・・・」
真実を知らないお二人に話す。
「ほんまの話は・・・」
頭をふるおばあちゃん
「アカン」
田村探偵「どう思います?」
おばあちゃん「言わなかったら今度、この子(美風ちゃん母)が長いこと苦しむ・・・」
おじいちゃん「自分で蒔いた種は自分で清算すべき」
ここでお仕事中のご主人にも電話で相談。
ご主人
「夢をこれからもずっとそういう風に持たせてやりたいっていう気も・・・」
「だいぶ大きくなってきましたんで・・・」
「そろそろ真実をしってもええ時期かなと思ってます」
葛藤するも、話したほうがいいのではと。
ただ、
「だいぶ落ち込むであろうと・・・」
「しかし、大人になってから知ったらもっと落ち込む・・・」
お母さん「いつまでも黙っているわけにはいかない・・・」
覚悟を決めるお母さん
探偵の提案
田村探偵の提案
「両方の依頼を叶えるため、もう一度ランドセル役を・・・」
「もしかしたら美風ちゃんの気持ちがちゃんと伝わってないかもしれないから、ちゃんと手紙で書いたらもしかしたら・・・」と田村探偵
一生懸命に手紙を書く美風ちゃん。
別室で待機のお母さん
マイクでしゃべるとランドセルから声が出る設定になっていると
田村探偵「バレたらばれたで仕方ありません。おもいっきりいきましょう」
お母さん「はい」
そして母は・・・
ランドセルになります。
机の上に置いたランドセルに、正面から向き合う美風ちゃん。
ランドセルに対する気持ちを書いた手紙を読む。
~ランドセルのみずらんへ~
いままで一緒にいてくれて、ありがとう
そして、しゃべってくれてうれしかった
とてもうれしかった
もう一度、その気持ちをしっかりとはっきりと思い出したいです
しゃべってくれたときの気持ちになって、言葉にしてみたいです
いつも一緒にいてくれてありがとう
もっとキズナを深めるために、ありがとうと言います
みずらん、ありがとう
美風ちゃん「もし・・・気持ちが伝わっていたら・・・気持ちを・・・言葉にしてくれると・・・うれしいけど・・・」
みずらん「みうちゃん」
美風ちゃん「!?」
みずらん「はい」
美風ちゃん「!?」
美風ちゃん「本当の名前はなに?」
みずらん「みうが付けた名前が、わたしのなまえよ」
美風ちゃん「なんかお母さんっぽい・・・声だった」
笑
ばれてる?(^^)
みずらん「気持ち、伝えてくれて うれしい ありがとう」
美風ちゃん「やっぱりお母さんっぽい」
笑
みずらん「いまから、本当の声を出すね・・・」
美風ちゃん「うん」
みずらん「よくきいていてね」
みずらん「ほんとうのこえは」
お母さん「美風ちゃん・・・」
美風ちゃん「やっぱり~」
お母さん「ありがとう、わかってた?」
美風ちゃん「分かってたよ~」
お母さん「・・・うん」
お母さん「一年生になる前の・・・美風ちゃんに話しかけたのは」
美風ちゃん「うん」
お母さん「本当は、お母さんだったの」
美風ちゃん「そうだったんだ」
真剣にランドセルに向かって会話する美風ちゃん
涙を流れ出るお母さん
お母さん「ずっと・・・美風ちゃんが・・・信じてくれているのがとってもうれしくて・・・」
美風ちゃん「うん」
お母さん「美風ちゃんの・・・純粋な心がね・・・うれしかった・・・」
お母さん「けど・・・」
美風ちゃん「うん」
お母さん「お母さんは美風をだましてしまったようで・・・」
美風ちゃん「うん」
お母さん「ずっと・・・・辛かったのね・・・・」
お母さん「ほんとのこと知ったら・・・」
美風ちゃん「うん」
お母さん「美風ちゃんがショックをうけるんじゃないかなって思って・・・」
涙をぬぐうお母さん
美風ちゃん「おかあさ~ん、こっちこれる~?」
お母さん「はい」
別室からお母さん登場
頭を下げ、部屋に入る
お母さん「ごめんね・・・」
美風ちゃん「いいけどさ、最初から言ってくれたらよかったのに~」
笑
お母さん「正直に言えなくて、ごめんなさい・・・」
お母さん「受けてるショック?」
美風ちゃん「大丈夫!」
お母さん「よかった~」
美風ちゃんを抱きしめるお母さん
お母さん「☆$#☆&#$」
泣きながら何かを言っているお母さん
お母さん「ありがとう・・・」
お母さん「お母さんのことキライにならないでねー」
美風ちゃん「ならないよー!」
なきじゃくる母
お母さん「これからもね、一緒に%$#&’&%$%」
お母さん「大好きだから」
美風ちゃん「うん」
もらい泣きをする田村探偵
笑ってる美風ちゃんに対し、両サイドで泣いている大人二人
田村探偵「もう何も言うことないです」
ちゃんちゃん
最後に
スタジオに戻ると、西田局長がいつも通りに泣いていました。
田村探偵「お母さんが本気すぎて、結果、美風ちゃんの依頼というよりはお母さんの依頼に・・・」
田村探偵「美風ちゃんは全然怒ってなかったんですよ・・・」
だけど
田村探偵「一つだけ怒ったことが・・・その依頼分書いてるときにゆえと・・・」
笑
田村探偵「そんとき言ったら済んだやないかと」
笑
オクラさんとしては、かなりお気に入りの回となりました。
田村探偵が言っていた通り、最後はもうほとんどお母さんの依頼になってまいたね。
どっちが子どもで、どっちが大人なのかよく分からなくなっていました。
でも、そんなところがナイトスクープらしくてよかったなと。
フィクションではできない、笑いと感動のコラボレーションでした。
こんなふうに、皆が素直に、謝るときは謝れたらって思います。
いや~、ナイトスクープって、ほんといいですね♬