※注 ネタバレあり
今回は2012年10月19日(金) 放送「”お母さんのにおい”を探して 」です。
匂いを探すなんて、とっても大変そうですね。それでも最後は偶然も重なって、感動的な結末に・・・
秘書:松尾依里佳さん
顧問:佐々木蔵之介さん
探偵: 桂 小枝さん
依頼内容
東京都の29歳女性からの依頼。
実家に帰ったとある日のこと。6年前に病気で亡くなった母の遺品を整理していると、母が使っていた香水のアトマイザー(詰め替え用ケース)を見つけた。しかし、もうすでに液体はカラカラ。微かな残り香だけが残っている。依頼者にとってその匂いはまさに、母の匂い。
匂いが完全になくなる前に、どこの香水か探してほしいとのこと。
本編
依頼者宅へ
依頼者宅にて、依頼者と父親と話しをする小枝探偵
いつも持ち歩いている母親の写真ですと写真を取り出す。
母親の写真をいつも持ち歩いてる!?
それだけお母さんのことが大好きだったんですね。
45歳という若さで亡くなってしまったそうです。
とても元気な母であったと・・・
亡くなってすぐには遺品の整理をできなかったという依頼人。
ようやく心の整理もできたので見てみようと思ったのだそうです。
すると、その中にアトマイザー(詰め替え用香水ケース)を発見したと。
匂いを嗅いでみる小枝探偵。
液体はもうほとんど残っていない。
「スルメっぽい匂いがする」と言いだす小枝探偵
「父親が前日に焼いて・・・」依頼人
だそうです。笑
「ややこしいことするなよ~」と小枝探偵
母親がよく行っていたというデパートへ
美容部員の方達に集まってもらう。
皆で匂いを嗅いでみる。
残量が少なく大変そう
「爽やかな柑橘系?」
「昔の資生堂?」
といった意見が出てくる。
それっぽい匂いを試してみることに。
が・・・
お母さんの匂いは見つかりませんでした。
ここで登場、香水のスペシャリスト
大分香り博物館の吉田さん
香り博物館?
そんなとこがあるんですね
まだまだオクラさんも知らないことばかり・・・
早速匂いを嗅いでもらう
オリエンタルといって、バニラの甘い香りとスパイスのきいた感じの香りのようです。
しかし、匂いを嗅いだ感じ、すでにかなり香りが変化してきているようです。
分かりにくくなっていると。
香水は時間の経過とともに、「時代とともに」変化してしまう。
香りの保存期間は3年ほどだそうです。
探して買うのは困難ではないか、と。
この状態では突き止めるのは難しい。
探すのが難しいなら・・・
ということで
「山本香料株式会社」の山本社長のところへ
以前にもナイトスクープでお願いしたことのある方ですね。
山本香料株式会社へ
残り少ない匂いを山本社長に嗅いでもらう。
心配でついてきた吉田さん。笑
吉田さん同様に、オリエンタル調の匂いだと。
ここで小枝探偵が
「前からこの社長、胡散臭いと思っていて・・」
なんてことを!!
残量も少なく、当てるということは非常に困難だということで、香りを作ってみることに。
試作品1を試してみる。
近い感じはするが・・・
試作品2
試作品3
続けて試してみるも、どれも違う。
調香師の方々とも話し、原点のアトマイザーに戻る。
お母さんはどのように香水を入れていたかという話からアトマイザーのネジを開けてみることに。
シンプルなつくりで、その穴から香水を入れるだけのようだと分かる。
ここで山本社長、ネジのとこの匂いは、さっきまでのものとは違うと気づきます。
そして、そのねじ部分に凝縮された匂いから「レール・デュ・タン」ではないかと。
「レール・デュ・タン」とはフランス製の香水で、戦後から日本でも流行したロングセラーの商品だそうです。しかし、日本ではもう売っていないと。
そこで、サンプルを嗅いでもらうと・・・
近い気がすると依頼者。
近いけど、それでも若干まだ違うようです。
サンプルを手当たり次第に嗅いでいく
すると、
「近い!」と依頼者。
ここで山本社長がおもむろに
実はですね・・・
25年前の「レール・デュ・タン」が出てきたんですよ・
一同驚く
たまたまサンプルとしてもらったものが机の中から出てきたそうです。
そんな偶然ってありますかね。
時間が経っているため、より、近い匂いになっているのではないかと山本社長。
驚きと様々な思いとで、涙を流す依頼者。
山本社長が「誰かが香水をつけたほうがわかりやすい」と。
すると、たまたま目の前にいたスタッフの女性が似たような年齢だということで抜擢される。
これもナイトスクープならではですね。
仕込んでない感じが面白いです。笑
遂に再開!?
首元に香水をつけるスタッフ女性。
そして、その匂いを嗅いでみる依頼者
「お母さんの匂いがする!!」
涙が止まらない依頼者。
「お母さん!」と言い、スタッフ女性と抱き合う依頼者。
拍手が起こります。
ここでもう一つの偶然が・・・
今回見つけたお母さんが使用していたであろう香水
「レール・デュ・タン」
「レール・デュ・タン」の日本名は「時の流れ」だそうです。
まさにですね。
時を越え、亡くなってしまったお母さんに再会できた依頼者。
オクラさんも久しぶりにポロリです
最後に
スタジオに戻るといつも通り、西田局長が泣いていました。
本当に偶然のことだと小枝探偵が話すのを驚きながら聞く探偵方。
偶然が生んだ奇跡ですね。
山本社長は依頼者に香水をプレゼントしたそうです。
これで依頼者の方は、これからもお母さんに会えますね!
今回もとっても素晴らしい回でした。
匂いというのは、五感の中では最も記憶に残りやすい感覚みたいですね。
とっても感動でした。
ありがとうナイトスクープ!
いや~、ナイトスクープって、ほんといいですね♬